マツカサヤモリとは? わかりやすく解説

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マツカサヤモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 08:30 UTC 版)

マツカサヤモリ
マツカサヤモリ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: マツカサヤモリ属 Teratolepis
: マツカサヤモリ T. fasciata
学名
Teratolepis fasciata
(Blyth1854)
和名
マツカサヤモリ
英名
Carrot-tail viper gecko

マツカサヤモリ(松毬守宮、学名:Teratolepis fasciata)は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科マツカサヤモリ属に分類されるトカゲ。

分布

インド西部、パキスタン[1]東部に分布する。

形態

全長7-8センチメートル。尾は太く大型の鱗が並び、和名の通り松かさのように見える。英名のCarrot-tailもこの尾の形状に由来する。

体色は灰褐色。種小名のfasciataは「縞模様の」の意で、その名の通り正中線に平行な黒い縦縞が入る。さらに縞の上には明色の斑点が入る。

ある程度の立体活動は行うが、四肢には踵下薄板が発達していないため垂直な壁等を登ることはできない。

生態

岩場や荒地に生息する。上記の理由により主に地表棲。夜行性で昼間は岩の隙間等に潜り込んで休む。

食性は肉食性で昆虫類節足動物を食べる。

繁殖形態は卵生で1回に2個ずつの卵を1回の繁殖期に10数回に分けて産む。卵は40-50日程で孵化する。

生態

ペットとして飼育されることもある。以前は高価だったが、産卵数が非常に多いため、日本国内でも大量に繁殖され[1]、現在は価格が落ち着いた。

飼育は容易である。乾燥させた飼育環境で、数日に一度霧吹きをする[1]。低温に強く、飼育環境は摂氏28度前後で問題ない[1]。元々小型のヤモリな上に産卵数が非常に多いため、繁殖させる場合はメスに十分に栄養を与えるとともに幼体用のエサを確保する必要がある。

出典・脚注

  1. ^ a b c d 冨水 2010, p. 106.

参考文献

  • 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』エムピージェー〈アクアライフの本〉、2010年2月13日。ISBN 978-4-904837-00-9 

関連項目

  • マツカサヤモリ属

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