マダニ感染症への適用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 23:12 UTC 版)
「ファビピラビル」の記事における「マダニ感染症への適用」の解説
2016年2月22日、厚生労働省研究班のチームがマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」に、ファビピラビルが有効であることをマウスの実験で確かめたと、米微生物学会の専門誌に発表した。感染直後に投与すれば高い確率で救命できることが示唆された。2016年6月より愛媛大学、長崎大学、国立国際医療研究センター、国立感染症研究所など日本国内30ヵ所の医療機関が臨床研究を開始した。 2017年11月9日、愛媛大学らの研究グループが、「一定の治療効果が認められた」と臨床研究の結果を発表した。同グループは今後治療法の確立を目指すとしている。 2018年3月12日、富山化学がマダニによるSFTSに対する治験の最終段階である第III相試験(フェーズ III)の患者登録を開始したと発表。
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