マスターカット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:11 UTC 版)
極めて緊急性の高い内容の放送を直ちに行わなければならない場合にとられる処置である。予定された放送内容を所要時間切ることからこの名前がある。 指定したスタジオやネットワーク回線などからの緊急番組素材を所要時間「本線に直結して」放送する。従ってこの間、番組自動送出システムにプログラムされている放送内容はすべてカットされ、放送されない。放送終了後はそのまま、その時点より予定された放送内容に戻る。 別途、契約時に各スポンサーと取り決めが行われてはいるが、放送されなかったCMについては補償の対象となる(受け取った広告料を出稿者に返却しなければならない)ことから民放では好まれない処置であり、可能な限り速報スーパーなどで一次対処される。その一方、自動番組送出システムのプログラムに関係なく、スイッチャーの手動切り替えのみで行うことができるものであることから即応性が高く、スポンサーとの関係を考慮する必要のないNHKでとられることの多い処置である。
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