マコンドの名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/30 02:31 UTC 版)
1997年出版のガルシア=マルケスの伝記 Gabriel García Márquez: El viaje a la semilla, la biografía の中で、伝記作者ダッソ・サルディバル(Dasso Saldívar)は4つの説を紹介し、どんな由来で「マコンド」の名が付けられたかの可能性について、本文115から117ページにかけて記述している。最初の説、かつ最も重要な説として、マヌエル・ガルシア・ダビラ(Manuel Garcia Davila)が所有したアシエンダ制のバナナ・プランテーションの名前が「マコンド」で、それに由来するというものがある。その他、アフリカのバントゥー語の単語に由来するという説などを挙げている。 一方、2002年出版のガルシア=マルケスの自叙伝 Vivir para contarla (ビビル・パラ・コンタルラ/我が人生、物語る人生/生きて、語り伝える)の中でも、『百年の孤独』の内容と関連のある実在の出来事などに関する記述があり、その中でガルシア=マルケスは、「マコンド」という名前のバナナ・プランテーションがアラカタカ付近にあった、ということ、その名前の由来自体に関しての確かなことは知らなかったが子供の時分からその名前に何故か関心を惹かれ、記憶に残っていたこと、大人になってから「マコンド」という名前の詩的な響きが自分の関心を惹いていたと気付いたこと、などを記している。
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