ポンペイウスの諸戦役(前66年 - 前64年)
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「第三次ミトリダテス戦争」の記事における「ポンペイウスの諸戦役(前66年 - 前64年)」の解説
ポンペイウスはヒスパニアの反乱を鎮圧した後に地中海の海賊を掃討した。キリキア征服によってこの戦争が終わると、残るローマの敵はポントスだけになった。ポンペイウスはミトリダテス6世に対する戦争の指揮権をゆだねられた。 一度国を占領されたポントスの戦備は、本腰を入れたローマ軍に対抗できるものではなかった。ポンペイウスは後方からの兵站組織をしっかり構築しており、この面でも付け入る隙はなかった。幾度か交戦しつつ、ミトリダテス6世は小規模の軍隊を率いて退却を続け、ポントスからコルキスに脱した。彼はコルキスからアルメニア、スキュティアを通って、アゾフ海に出て、ポントスの従属国だったクリミア半島のボスポロス王国にたどりついた。
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