ボブ・チルコットとは? わかりやすく解説

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ボブ・チルコット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/02 03:28 UTC 版)

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ロバート・"ボブ"・チルコット(Robert "Bob" Chilcott、1955年4月9日 - )は、イギリスの合唱曲作曲家、指揮者、歌手。イングランド地方オックスフォードを主な拠点とする。

来歴

1955年4月9日、プリマスで生まれる。ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団で、少年団員および大学生として合唱に参加。1967年には同合唱団のガブリエル・フォーレ作曲のレクイエムより「Pie Jesu」のレコーディングにも参加している。

1985年にはキングズ・シンガーズに入り、12年間テナーを務めた後、作曲に集中するため1997年に脱退した。

少年少女合唱向けの曲の作曲で有名である。アメリカをはじめ、カナダオーストラリア日本エストニアラトビアドイツチェコ共和国で自身作曲の「Can You Hear Me?」などの指揮を務めた。またニューオーリンズ少年少女合唱団と同市のクレセントシティー・フェスティバルとも提携し、「A Little Jazz Mass」「Happy Land」「This Day」「Be Simple Little Children」など6曲を作曲した。

2005年より編曲を手がけたブリティッシュ・アイルのうちの3曲(「夜もすがら」「The Skye Boat Song」「ロンドンデリーの歌」)は、ファンタジア・オブ・ブリティッシュ・シー・ソングスの一部、ラスト・ナイト・オブ・プロムスに組み込まれた。この曲集は初めはヘンリー・ウッドによってオーケストラ演奏された。

2007年6月ハリケーン・カトリーナ後の合唱フェスティバルで、5つの詩を取り込んだ、21ページ11分にもわたる「ディス・デイ」を作曲。この曲は同月25日にニューオーリンズのセントルイス大聖堂アメリカ合衆国中から集まった210人によって初演を迎えた。

彼の作品の中でも、「The Making of the Drum」は群を抜いてよく演奏されており、BBCシンガーズ、タワー・ニュージーランド・ユースクワイアー、チェンバークワイアー・オブ・ヨーロッパ、台北チェンバーシンガーズなどがかつて演奏していたことがある。また、1999年フィンランド合唱団グレクス・ムジクスが指揮者にマルユッカ・リーヒマキを据え、混声合唱曲集「The Making of the Drum」としてCDをリリースした。加えて、宗教曲「歓喜」「光の讃歌」の2曲も特によく演奏される曲である。





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