ベルリン-レールテ線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ベルリン-レールテ線の意味・解説 

ベルリン-レールテ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/21 05:18 UTC 版)

ベルリン-レールテ線
基本情報
ドイツ
起点 ベルリン
終点 レールテ
路線番号 204、301、300、349
開業 1870年
運営者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 239.3 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線(ベルリン中央駅 - ベルリン=シュパンダウ駅、エービスフェルデ駅 - レールテ駅)
単線(ベルリン=シュパンダウ駅 - エービスフェルデ駅)
電化方式 交流15,000V 16.7Hz(ベルリン中央駅 - ヴスターマルク駅、フォルスフェルデ駅 - レールテ駅)
最高速度 200 km/h
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
ハノーファー-ブラウンシュヴァイク線、ツェレ - レールテ線
239.3 レールテ
ヒルデスハイム方面
231.1 イメンゼン=アルプケー
223.9 ドルベルゲン
フーゼ川
219.7 デーデンハウゼン
213.7 マイネルゼン
オーカー川
206.3 ライフェルデ(ギフホルン近郊)
ブラウンシュヴァイク - ヴィーレン線
198.4 ギフホルン
ブラウンシュヴァイク - ヴィーレン線
192.1 カルボベルラー
Mittellandkanal
von Wedel
185.6 ヴォルフスブルク・ファラースレーベン
180.9 ヴォルフスブルク中央駅
アラー川, ↑DE-NI / DE-ST
167.3 オェービスフェルデ
nach Haldensieban
Mittellandkanal (108 m)
157.7 ミーステルホルスト
151.6 ミーステ
145.2 ゾルプケ
137.5 ガルデーレーゲン、両渡り線
旧ハルデンスレーベン - ガルデーレーゲン線
131.4 イェーベーニッツ
124.0 ウッフトシュプリンゲ
117.8 ヴィンツェルベルク
112.4 モェーリンゲン
高速線
ユールツェン - シュテンダール線、マグデブルク - ヴィッテンベルゲ線
105.1 シュテンダール中央駅
Alstom (AW Stendal), ehem. nach Borstel
マグデブルク - ヴィッテンベルゲ線
シュテンダール - タンゲルミュンデ線
高速線
97.1 ヘーメルテン
エルベ川
92.3 ショェンハウゼン(エルベ)
旧ゲンティン - ショェンハウゼン線
旧ショェンハウゼン - ザンダウ線
ザクセン=アンハルト州 / ブランデンブルク州
79.4 グロースヴーディケ
軍事戦略鉄道
ハーフェル川
トロイエンリーツェン - ノイシュタット線
70.9 ラテーノー
トロイエンリーツェン - ノイシュタット線
60.7 ネンハウゼン
52.2 ブーショー
Osthavelländische Kreisbahnen
旧ユーターボーク - ナウエン線
30.4 ヴースターマルク
ハーフェル運河
ベルリン外環状線
26.3 エルスタール
ヴースターマルク操車場
22.2 ダルゴー=ドェーベーリッツ
18.5 旧シュターケン
ブランデンブルク州 / ベルリン
16.6 ベルリン・シュターケン
ベルリン - ハンブルク線
14.4 シュパンダウ貨物駅
12.7 ベルリン・シュパンダウ
ハーフェル川
ベルリン・シュトレソー
シュパンダウ軍用線
Sバーン緩行線
10.6 ベルリン・ルーレーベン貨物駅
zur Stadtbahn
ベルリン・ヴィーゼンダム交差点
zur Berliner Ringbahn
旧ベルリン・ジーメンスシュタット=フュルステンブルン
旧ジーメンス線
ベルリン環状線
シュプレー川
5.7 ベルリン・ユンフェルンハイデ
シャルロッテンブルク連結運河
3.6 ベルリン・ボイセル街駅
3.3 ベルリン・モアビット信号場
2.7 ベルリン西港駅
ベルリン環状線
南北長距離線トンネル
Sバーン緩行線
0.0 ベルリン中央駅 ベルリン市街線
0.0 旧ベルリン・レールテ駅
ベルリン南北線

ベルリン-レールテ線 (ベルリン-レールテせん、ドイツ語: Bahnstrecke Berlin–Lehrte)とは、ドイツ連邦共和国の首都ベルリンベルリン中央駅からブランデンブルク州ザクセン=アンハルト州を経てニーダーザクセン州レールテのレールテ駅に至る全長239.3kmのドイツ鉄道の路線である。レールテから先はハノーファー-ブラウンシュヴァイク線に直通する。

概要

マクデブルク-ハルバーシュタット鉄道ドイツ語版が開業させ、1886年7月1日に国有化された。ベルリン側のターミナル駅であった旧レールテ駅(現ベルリン中央駅)は1958年に休止された。

ベルリン中央駅から西に進み、ベルリン西部のシュパンダウに向かう。シュパンダウから先はラーテノウ、ステンダル、エービスフェルデ、ヴォルフスブルク、ギフォルンを経てレールテに至る。レールテから先はハノーファー-ブラウンシュヴァイク線に乗り入れてハノーファーに向かう。

ハノーファー - エービスフェルデ間はハノーファー-ベルリン高速線の一部を構成し、最高速度は200km/hである。エービスフェルデ - ベルリン間は高速線が平行している区間である。ベルリン近郊のヴスターマルク駅からヴォルフスブルク近郊のフォルスフェルデ駅にかけての区間は非電化である。そのため、長距離旅客列車は高速線を経由する。

歴史

1867年にマクデブルク-ハルバーシュタット鉄道が当線およびステンダルからザルツヴェーデル経由でエルツェンに至る支線の敷設権を取得した。ベルリンからハノーファーを経由してライン川流域までを(従来のポツダムマクデブルクブラウンシュヴァイクを経由する路線より)短距離で結ぶ路線となった。1870年3月15日にはステンダル - ザルツヴェーデル間、1871年2月1日にはガルデレーゲン - ステンダル - シュパンダウ間、同年7月15日にはシュパンダウ -ベルリン間、11月1日にはレールテ - ガルデレーゲン間が開業した[1]

1900年当時のレールテ駅

1879年にはプロイセン政府によって国有化され、プロイセン邦有鉄道の一路線となった。 ヴスターマルク - ナウエン間を結ぶユーターボーク-ナウエン線の建設、シュパンダウ駅の改装およびヴスターマルク操車場の使用開始は第一次世界大戦前に行われ、ベルリン市内では貨客分離が実現した。

これらによってベルリンからハノーファールール地方ブレーメンへ向かう重要路線となった。しかしながら、第二次世界大戦後のドイツ分割に伴い、当線を経由する長距離旅客列車の大部分は運行が行われなくなった。ソ連占領区域では戦争賠償により線路の単線化や縮小が相次ぎ、所要時間も延長されるようになった。これらの影響もあり、1952年にはベルリン・レールテ駅の営業が中止された。

1976年には西ドイツ本土と西ベルリン間を結ぶトランジット列車が当線経由となり、ベルリン=シュターケン駅には新たな入国審査施設が建設された。ドイツ再統一後の1991年にはベルリン - ハノーファー間の長距離旅客列車は当線経由に戻った。

参考文献

  • Peter Bley (1996) (ドイツ語). 150 Jahre Eisenbahn Berlin–Hamburg. Düsseldorf: alba-Verlag. ISBN 3-87094-229-0 
  • Bernd Kuhlmann (2006) (ドイツ語). Bahnknoten Berlin. Berlin: Verlag GVE. ISBN 3-89218-099-7 
  • Alfred von der Leyen, ed (1982) (ドイツ語). Berlin und seine Eisenbahnen – 1846-1896. Berlin: Verlag Aesthetik und Kommunikation. ISBN 3-88245-106-8 (1982年再発行)
  • Wolfgang Philipps. “Die Beste Verbindungslinie zwischen dem Osten und dem Westen. Politische Hintergründe der Berlin-Lehrter Eisenbahn” (ドイツ語). Lehrter Land & Leute Band 42 (2014): 14–16. 

脚注

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベルリン-レールテ線」の関連用語

ベルリン-レールテ線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベルリン-レールテ線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベルリン-レールテ線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS