ベルト巻き取り装置(リトラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 02:57 UTC 版)
「シートベルト」の記事における「ベルト巻き取り装置(リトラクター)」の解説
シートベルトの着用を容易にするための装置。安全性の向上にも利用される。 非ロック式巻き取り装置 (NLR ; Non Locking Retractor) 通常時にベルトを巻き取り収納し、小さな力でベルトを引き出せるようにした装置。現在は、ほとんど使用されていない。 自動ロック式巻き取り装置 (ALR ; Automatic Locking Retractor) 非ロック式巻き取り装置の発展形。引き出したベルトを任意の位置で停止させることで自動的にロックする。ロック時は巻き取り方向にのみ動き、それ以上引き出せなくなる。現在は、ほとんど使用されていない。 緊急ロック式巻き取り装置 (ELR ; Emergency Locking Retractor) 自動ロック式巻き取り装置の発展形。平常時は装着者の身体の動きを阻害しないように強く拘束せず、衝突時にベルトをロックする。車体の傾き、車両の減速度、ベルトの引き出し速度を感知して作動する。ALR/ELR式を含めて現在、主流で使われている。 ALR/ELR式 (Automatic/Emergency Locking Retractor) 通常はELRシートベルトとして機能するが、一定以上ベルトを引き出すことでALR式にベルトをロックする。ロックがチャイルドシートの固定を主な目的としていることから「チャイルドシート固定機能付きELR」とも呼ばれる。
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