ベッド・ディテクティヴの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/16 15:47 UTC 版)
「ベッド・ディテクティヴ」の記事における「ベッド・ディテクティヴの特徴」の解説
典型的なベッド・ディテクティヴ作品は、歴史ミステリ(あるいは「過去もの」)と「安楽椅子探偵もの」の両方の特徴を備えている場合が多い。つまり、歴史上の謎(あるいは直接現場に行って調査することが難しい過去の出来事)という推理の対象を病院のベッドで動けない探偵が極めて限られた情報(資料)から推理するという形式をとる。 また、探偵が入院など動けないので、情報(資料)を集め、主人公と会話をすることで推理を助けるパートナー役が登場することが多い。「シリーズもの」の探偵が入院で身動きがとれず、その暇つぶしに過去の出来事を推理するというパターンが多い。また推理すべき謎の提示は、肖像画や本といったアイテムから主人公が興味を持つパターン(アイテム・インスピレーション型)とパートナー役などが探偵に相談を持ち込むパターン(相談持ち込み型)とがある。 ベッド・ディテクティヴの典型的パターン 探偵:「シリーズもの」の探偵が入院等でベッドの上にいて動けない(動かない) 推理の対象:歴史上の謎など過去の出来事 謎の提示:(1)肖像画や本などから探偵がインスパイアされる (2)他の人物によって相談の形で持ち込まれる パートナー役:情報(資料)を探偵の代わりに集めたり、探偵と会話をすることで推理を助ける 推理の形式:限られた情報(文献などの資料)とパートナー役などとの会話のみから論理的に推理論を展開
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