ベゾス時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:49 UTC 版)
2013年8月5日、ワシントン・ポスト・カンパニーは、ワシントン・ポストを含む同社の新聞事業を2億5千万ドルでAmazon.com創業者のジェフ・ベゾスに売却すると発表した。同年10月1日に取引が完了し、ワシントン・ポスト(WP Company LLC)はベゾスの個人投資会社であるナッシュ・ホールディングスLLCの傘下になった。この買収には、他の地方出版物、ウェブサイト、不動産も含まれていた。一方で、ポスト社のテレビ事業(英語版)、教育事業(カプラン社)、一部の出版事業、医療事業などのその他の資産は本取引には含まれない。新聞事業を売却したワシントン・ポスト・カンパニーは、同年11月29日付でグラハム・ホールディングス・カンパニー(NYSE: GHC)に改称した。 この買収にAmazon.comは関与しておらず、ポスト紙を含むナッシュ・ホールディングスはAmazon.comとは別に運営されている。ベゾスは、「ポスト紙を読むという「日々の儀式」を、単に個々の記事の連続ではなく、束ねて読む」ことを再現するビジョンを持っていると述べている。ベゾスは、編集長のマーティン・バロン(英語版)と2週間に一度電話会議を行う程度であり、「ハンズオフ(口出ししない)・オーナー」と評されている。ベゾスは、オンライン・ニュースメディア「ポリティコ」の創業者でCEOのフレッド・ライアン(英語版)を発行者兼CEOに任命した。これは、ポスト紙をよりデジタルに特化し、全米および全世界の読者に向けて発信していくというベゾスの意図を示すものである。 2014年、ポスト紙は15番通り1150番地から3ブロック先のK通りにあるワン・フランクリン・スクエア(英語版)の賃貸スペースに移転することを発表した。 ポスト紙はオンラインのパーソナル・ファイナンス部門を立ち上げ、レトロをテーマにしたブログやポッドキャストを開始した。ポスト紙は2020年のウェビー賞を受賞した。
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