プームタム・ウェーチャヤチャイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/28 14:08 UTC 版)
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プームタム・ウェーチャヤチャイ
ภูมิธรรม เวชยชัย
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| 生年月日 | 1953年12月5日(71歳) |
| 出生地 | |
| 出身校 | チュラロンコーン大学 |
| 所属政党 | (タイ共産党→) (民主党→) (タイ愛国党→) |
| 内閣 | セター内閣 ペートンターン内閣 |
| 在任期間 | 2024年8月14日 - 2024年8月18日 2025年7月3日 - 2025年9月7日 |
| 国王 | ラーマ10世 |
| 在任期間 | 2023年9月1日 - 2025年9月19日 |
| 首相 | セター・タウィーシン 自身(代行) ペートンターン・シナワット スリヤ・ジュンルンルアンキット (代行) 自身(代行) アヌティン・チャーンウィーラクーン |
| 内閣 | ペートンターン内閣 |
| 在任期間 | 2025年6月30日 - 2025年9月19日 |
| 内閣 | ペートンターン内閣 |
| 在任期間 | 2024年9月3日 - 2025年6月30日 |
| 内閣 | セター内閣 ペートンターン内閣 |
| 在任期間 | 2023年9月1日 - 2024年9月3日 |
プームタム・ウェーチャヤチャイ(タイ語: ภูมิธรรม เวชยชัย, ラテン文字転写: Phumtham Wechayachai, 1953年12月5日 - )は、タイ王国の政治家。現在、同国副首相兼内務大臣。セター内閣とペートンターン内閣で副首相兼商務大臣、国防大臣を歴任。
セター・タウィーシン首相が失職した2024年8月14日から同年8月18日まで、憲法の規定に基づき副首相として首相代行を務めた。2025年7月1日にペートンターン・シナワット首相が憲法裁判所から職務停止を命じられると、7月3日から9月7日まで再び首相代行を務めた。
経歴
1953年12月5日、バンコク・プラナコーン区生まれ。タウィータピセーク高校を卒業し、1975年にチュラロンコーン大学政治学部で政治学の学士号を取得し、 1984年には政治学の修士号を取得した。1997年から1998年までシン・コーポレーションの最高経営責任者を務めた。
政治的には、1977年から1978年までタイ共産党員だった。その後、 1978年から1997年まで民主党員として活動し、その後にタイ愛国党に入党した。
タクシン・シナワット首相の顧問を務め、第2次タクシン内閣で運輸副大臣に任命された。
2006年タイ軍事クーデターが起こると、プームタムは5年間公職からの追放処分を受けた。その後政界に復帰し、 2012年から2023年までタイ貢献党の幹事長兼副党首を務めた。
2023年のタイ総選挙後、プームタムはセター内閣の副首相兼商務大臣に任命された。
2024年4月28日、パーンプリー・パヒッターヌコーン外相の辞任に伴い、プームタムが外務大臣代行に任命された。4月30日、マリット・サンギアムポンが後任に就任した[1]。
2024年8月14日、憲法裁判所がセター・タウィーシン首相に対して解職命令を下したため、失職したセターに代わってプームタムが首相代行を務め、8月18日にペートンターン・シナワットが後任の首相に就任するまで在職した[2][3]。
2025年3月、プームタムはタイによるウイグル族40人の中国への強制送還に関して、新疆ウイグル自治区党書記の馬興瑞と会談した。
2025年6月18日、ペートンターンが国境問題を抱えるカンボジアのフン・セン前首相と電話会談した内容がリークされ、これに伴いペートンターンが提案した内閣改造は7月1日に国王ラーマ10世より承認されたが[4]、同日、憲法裁判所はフン・センとの会談内容を問題視した上院議員36名より提出されていたペートンターンに対する失職請求を受理し、判決までの間、首相としての職務を停止することを命じた。
内閣改造においてプームタムは副首相に留任したものの、国防大臣から内務大臣へ異動となり、再度国王による就任式を経なければならず、従って副首相の権限を法的に行使できなかった[5]。彼の就任式までスリヤ・ジュンルンルアンキット副首相が首相代行を務め、7月3日に就任式を終えたプームタムが筆頭閣僚たる副首相として首相代行に就任した[6][7]。
9月5日、タイ誇り党党首アヌティン・チャーンウィーラクーンがタイ議会で首相に選出、7日に国王による任命と承認がされたことを受け、首相代行の職務を終えた[8]。
9月19日、国王がアヌティン新首相の提出した新政権の閣僚名簿を承認したため、副首相及び内務相を退任した[9]。
脚注
- ^ เพื่อไทยทาบ "มาริษ เสงี่ยมพงษ์" เต็งหนึ่งว่าที่ "รมว.ต่างประเทศ"
- ^ ภูมิธรรม เรียกถกด่วน ครม.ชุดรักษาการ พรุ่งนี้ หลัง เศรษฐา พ้นเก้าอี้นายกฯ
- ^ ภูมิธรรม ชี้เร่งหารือพรรคร่วมรัฐบาล ทำงานต่อเพื่อประชาชน หลัง "เศรษฐา" พ้นนายกฯ
- ^ “His Majesty King Rama X Approves Cabinet Reshuffle; Key Ministers Remain Unchanged”. Kaohoon International. (2025年7月1日) 2025年7月2日閲覧。
- ^ “PM Paetongtarn suspended from duties while Deputy Prime Minister Suriya Jungrungruangkit takes power”. Thai Examiner (2025年7月1日). 2025年7月7日閲覧。
- ^ “Thailand appoints another acting prime minister amid political turmoil”. アルジャジーラ (2025年7月3日). 2025年7月7日閲覧。
- ^ “Thailand swears in new Cabinet including suspended prime minister” (英語). AP News (2025年7月3日). 2025年7月3日閲覧。
- ^ Tanakasempipat, Thomas Kutty Abraham、Patpicha (2025年9月7日). “タイのアヌティン新首相が就任、主要閣僚にテクノクラート起用へ”. Bloomberg.com. 2025年9月28日閲覧。
- ^ Inc, Nikkei (2025年9月19日). “タイ新政権、主要閣僚は実務家ぞろい 外相には元駐日大使”. 日本経済新聞. 2025年9月28日閲覧。
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