プロトコルの枠組みとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > プロトコルの枠組みの意味・解説 

プロトコルの枠組み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 09:18 UTC 版)

IDベース暗号」の記事における「プロトコルの枠組み」の解説

ボネーとフランクリンIDベース暗号方式4つアルゴリズムからなるものとして定義した初期設定 (Setup) : このアルゴリズム秘密鍵生成局がIDベース暗号方式利用始める際に一度だけ用いられるマスター鍵は秘密に保存され利用者秘密鍵抽出するために用いられる一方、システムパラメータは公開される。このアルゴリズムセキュリティパラメータ k {\displaystyle \textstyle k} を入力とし、以下を出力する。 システムパラメータからなる集合 P {\displaystyle \textstyle {\mathcal {P}}} 。これは平文空間 M {\displaystyle \textstyle {\mathcal {M}}} および暗号文空間 C {\displaystyle \textstyle {\mathcal {C}}} を含む。 マスターK m {\displaystyle \textstyle K_{m}} . 秘密鍵生成 (Extract) : 秘密鍵生成局が利用者から秘密鍵生成するよう要求されたときに用いられる要求者認証および利用者秘密鍵 d {\displaystyle \textstyle d} を送信する際の安全な通信IDベース暗号プロトコルでは扱わない秘密鍵生成アルゴリズム入力として P {\displaystyle \textstyle {\mathcal {P}}} , K m {\displaystyle \textstyle K_{m}} および識別子 I D ∈ { 0 , 1 } ∗ {\displaystyle \textstyle ID\in \left\{0,1\right\}^{*}} を受け取り利用者 I D {\displaystyle \textstyle ID} 用の秘密鍵 d {\displaystyle \textstyle d} を出力する暗号化 (Encrypt): P {\displaystyle \textstyle {\mathcal {P}}} 、平文 m ∈ M {\displaystyle \textstyle m\in {\mathcal {M}}} 、および識別子 I D ∈ { 0 , 1 } ∗ {\displaystyle \textstyle ID\in \left\{0,1\right\}^{*}} を入力とし、暗号文 c ∈ C {\displaystyle \textstyle c\in {\mathcal {C}}} を出力する復号 (Decrypt): d {\displaystyle \textstyle d} 、 P {\displaystyle \textstyle {\mathcal {P}}} 、 c ∈ C {\displaystyle \textstyle c\in {\mathcal {C}}} を入力とし、 m ∈ M {\displaystyle \textstyle m\in {\mathcal {M}}} を出力する

※この「プロトコルの枠組み」の解説は、「IDベース暗号」の解説の一部です。
「プロトコルの枠組み」を含む「IDベース暗号」の記事については、「IDベース暗号」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「プロトコルの枠組み」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プロトコルの枠組み」の関連用語

プロトコルの枠組みのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プロトコルの枠組みのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのIDベース暗号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS