プロテスタントの見解例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:52 UTC 版)
「カトリック (概念)」の記事における「プロテスタントの見解例」の解説
詳細は「公同の教会」を参照 プロテスタントにおいても、使徒信条やニカイア・コンスタンティノポリス信条において「聖なる公同の教会(カトリック・チャーチ、catholic church)を信じる」という信仰告白を唱え、「公同の教会を信じ」ている。プロテスタントにおいて「カトリック」とはローマ・カトリック教会のみに限定されないと主張している。 公同の教会は、三位一体の神への信仰を共有し、父なる神と、子なる神イエス・キリストの同質を信じ告白する。公同教会(「カトリック」教会)に連なることは、各個教会を超えた普遍的教会の生命の中で、教会の信仰も育まれ、成長させられることを意味する。教会の公同性と一性は、主なる神自身の唯一性に根拠を持ち(エフェソの信徒への手紙4:5参照)、そのような教会への信仰が聖霊への信仰と結び付けられている。聖霊は、自由に一人一人の人格に働きつつ、教会という共同体の秩序を形づくる(コリントの信徒への手紙一12:28)。 ウィンケンティウスはカトリックを「すべての場所で、あらゆる時代に、すべての人から信じられていること」と定義している。プロテスタントは宗教改革において、使徒継承による教会制度の制度的な連続性ではなく、教理的な連続性を主張し、ローマ・カトリック教会から分離しても、己が教会はカトリックであると主張した(改革派のツヴィングリに顕著である。)。
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