プログラムやデータの保存・転送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:34 UTC 版)
「ポケットコンピュータ」の記事における「プログラムやデータの保存・転送」の解説
一部の機種では専用のメモリカードや別売りのディスクドライブが利用できたが、当時はカセットインタフェースを介して接続されたカセットテープレコーダを用いてプログラムをオーディオカセットに保存するのが一般的であった。このような用途に特化したデータレコーダと呼ばれる製品も存在したが、カセットもマイクロカセットも既にほとんど使われなくなっている。特にディスクドライブはメディアが一般的ではない専用品であることが多く、入手困難となっている。 初期の高級機には別売でRS-232Cインターフェースが提供される機種もあったが、中期以降の機種では独自のシリアルインタフェース (SIO) が標準で装備される機種が多くなった。これに別売りのレベルコンバータを介すことでRS-232Cなどに相当するシリアルポートとして使えたため、パソコンや一部のワープロ専用機との間でデータ転送ができ、プログラムやデータをパソコンやワープロの広い画面で編集したり、一般的なフロッピーディスクやハードディスクに保存することができた。しかしこのインタフェースもUSBの普及後はあまり使われなくなったため、ほとんどのパソコンには直接接続することができなくなった。RS-232CとUSBの変換ケーブルを用いてもよいが、初期のカセットインタフェースしか持たない機種も含めて直接USBポートに接続できる周辺機器を製作しているメーカもあるので、こうした製品を利用する方法もある。
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