プリンシプル・オブ・チャリティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 10:12 UTC 版)
プリンシプル・オブ・チャリティー (英: principle of charity) は、英語圏の現代哲学の用語。論者や文脈によって様々な意味をもつが[1]、最も日常的な意味は[2]、「相手の議論を組み立てなおす場合には、できるだけ筋の通ったかたちに組み立てなおすべきだ[3]」というクリティカル・シンキングの基本的な原理[注釈 1]。この原理を放棄すると「わら人形論法」に陥る[3][5]。
注釈
- ^ 『オックスフォード哲学辞典』のサイモン・ブラックバーンの定義によれば、「ひとの発言は、その真理性と合理性が最大になるように解釈されなければならない」という原理[4]。
出典
- ^ a b c G.E.R.ロイド著、川田殖;金山弥平;金山万里子;和泉ちえ訳 2009, p. 3-5.
- ^ a b c d 伊勢田 2005, p. 248f.
- ^ a b c d e f g h i j k l 伊勢田 2005, p. 48ff.
- ^ a b c d 小田川 2013, p. 178.
- ^ a b c ジュリアン・バッジーニ;ピーター・フォスル著、長滝祥司;廣瀬覚訳 2007, p. 113-116.
- ^ サイモン・エヴニン著、宮島昭二訳 1996, p. 19.
- ^ ドナルド・デイヴィドソン著、野本和幸、植木哲也、金子洋之、高橋要訳 1991.
- ^ 冨田 1998, p. 15.
- ^ 道田 2002, p. 162.
- ^ a b c 伊勢田 2013, p. 25f.
- ^ a b 古田 1998.
- ^ a b 大戸 2020, p. 367f.
- ^ a b G.R.F.フェラーリ 2008, p. 113.
- ^ “Charitable Reading: Advice to Readers of Theology” (英語). Vancouver School of Theology. 2022年6月15日閲覧。
- ^ a b 伊勢田 2005, p. 51.
- ^ a b c 道田 2002, p. 163.
- ^ a b 森本 2004, p. 53f.
- ^ 森本 2004, p. 45-54.
- ^ ドナルド・デイヴィドソン著、野本和幸、植木哲也、金子洋之、高橋要訳 1991, p. ix-x.
- 1 プリンシプル・オブ・チャリティーとは
- 2 プリンシプル・オブ・チャリティーの概要
- 3 脚注
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