ブリティッシュ・アンザーニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 17:21 UTC 版)
「アンザーニ」の記事における「ブリティッシュ・アンザーニ」の解説
英国では、ブリティッシュ・アンザーニはエンジン製造をコベントリー・オーディナンス・ワークス社に外注した。1920年代にはブリティッシュ・バルパイン・エンジンカンパニーとして再上場され、その後再びブリティッシュ・アンザーニ・エンジニアリングカンパニーとなり、小型エンジンと車やオートバイのエンジンに集中した。ACカーズに1496ccサイドバルブ4気筒エンジン(ACカーズの有名な2リッターエンジンとなった。)を、フレーザーナッシュには1496ccのOHVエンジンを、モーガンにはV型2気筒エンジンを、スクワイアにはR1 DOHCエンジンを供給した。バークレイ・カーズは、いくつかのモデルに小型のアンザーニ・オートバイエンジンを使用した。最も知られた製品は、オートバイや芝刈り機や船外機に搭載されるようになった。コットンとグリーブスのオートバイはアンザーニのエンジンを使った。 その後、会社は多角化した。第二次大戦後のある年、「アイアンホース」という、人間が歩行しながら操作する2輪のエンジン付きプラウを発売し、主要な商品となった。並行して4輪トラクターも製造された。このトラクターは前部に座席があり、座乗して運転を行う。会社名はブリティッシュ・アンザーニ・グループとなった。1980年に清算に入るまでその名前で営業していた。 ブリティッシュ・アンザーニの商標は、2003年に再登録された。2006年にアンザーニ株式会社となった。会社はローンセストン(英国のコーンウォール)のドルフィンエンジンを通じ、ビンテージ機のスペア部品を供給している。ボ・ゾランドにより設計された製品により、自動車、船舶など輸送機械工業へのカムバックを計画している。
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