ブリティッシュコロンビア内陸部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:09 UTC 版)
「2021年11月北アメリカ太平洋岸北西部水害」の記事における「ブリティッシュコロンビア内陸部」の解説
州道1号線とホープ近郊のコキーハラハイウェイの区間は、並行する線路とともに崩壊した。ホープ近郊のコキーハラハイウェイでは、2車線区間全体がコキーハラ川(英語版)の氾濫により崩壊した。11月15日、州道3号線と州道99号線は、いずれも洪水および土砂崩れにより通行止めとなった。11月18日、ブリティッシュコロンビア州政府は、コキーハラハイウェイのホープ・メリット間の復旧には数か月を要すると推定し、仮設のベイリー橋を設置すると発表した。 線路の崩壊により、カナディアン・ナショナル鉄道運行の貨物列車が、ブリティッシュコロンビア州ホープ(英語版)の北25キロメートル地点で脱線した。負傷者は報告されていない。 州道8号線(英語版)のスペンシズブリッジ(英語版)とメリット(英語版)の間は最も被害が甚大で、ニコラ川の氾濫により道路の複数の区間が完全に崩壊し、道路沿いの小規模農業や先住民族のコミュニティへのアクセスも遮断された。 11月15日、メリットではコールドウォーター川(英語版)の土手が決壊し、市の下水処理場が氾濫して機能不全に陥り、全住民7千人が避難した。避難住民は、カムループスまたはケロウナに向かうよう指示された。 同日、ブリティッシュコロンビア州プリンストン(英語版)は、トゥラミーン川(英語版)とシミルカミーン川(英語版)の土手の決壊による局地的な洪水を受け、町内に非常事態宣言を発令した。天然ガスの供給は、新規ガス管の敷設と一部旧ガス管の修繕のため、11月19日まで中断された。州道3号線は同日に再開したが、進行中の修繕・建設作業への影響を最小限に抑えるため、重要車両のみに制限された。 格安航空会社Swoopは、復旧作業を支援するため、アボッツフォード国際空港(英語版)とケロウナ国際空港の間で運航を行うと発表した。運航は、11月22日から12月15日まで実施された。
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