フレンチ・インディアン戦争の逸話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:05 UTC 版)
「フレンチ・インディアン戦争」の記事における「フレンチ・インディアン戦争の逸話」の解説
アメリカ民謡『ヤンキードゥードル』(日本では『アルプス一万尺』の名で知られる)は、1755年、イギリス軍支援に集まった13植民地の兵が、洗練されたイギリス軍の兵士に対し、裏皮あり毛皮ありの種々雑多な服をまとった兵たちで、それを揶揄するためイギリスの軍医シャックバーグが1755年に作詞した。歌詞は様々で、ジョージ・ワシントンを歌ったものもある。しかし、植民地白人はこの歌が好きで、のちのアメリカ独立戦争の際にもよく愛唱された。 ベンジャミン・フランクリンはデュケーヌ砦遠征隊に物資を調達している。また、この遠征にはダニエル・ブーンも加わっていた。 戦争終結後の1764年、スペイン領ルイジアナとなったミシシッピ川西岸に毛皮の交易所がフランス系住民によって建設された。これがセントルイスである。町の名はフランス王ルイ9世にちなむ。 この戦争において 天然痘ウイルスがイギリス軍によって生物兵器的な使われ方をしたと言われる。インディアンに、天然痘のウイルスが付着した毛布を送ったのである。しかしこれには賛否両論があり、仮に贈ったとしても、意図的なものかどうかわからないともいわれている。後に、1780年代の初めに、インディアン、特にチプワイアン族とスー族の間に天然痘が蔓延した。探検家のデビッド・トンプソンは、インディアンたちが患者である白人の家を襲撃して、その衣服を身に着けたために感染したのではないかと語っている。
※この「フレンチ・インディアン戦争の逸話」の解説は、「フレンチ・インディアン戦争」の解説の一部です。
「フレンチ・インディアン戦争の逸話」を含む「フレンチ・インディアン戦争」の記事については、「フレンチ・インディアン戦争」の概要を参照ください。
- フレンチ・インディアン戦争の逸話のページへのリンク