フレア・デ・リス(Fleur de Lis)
ヘリックス種(Helix) アイビーの栽培を始めた早い時期にこの品種をイギリスから仕入れた。その頃は栽培のコツがわからなかった。 フレア・デ・リスは育てるのが難しい品種ではないがこれを植えた鉢が立枯病にかかった。株の根元から枯れて、やがて最後の一株も根元から枯れ始めた。 その時尖端に近い葉はまだ色つやが残っていた。 どうすればよいかわからなかったが、それをおもいきって切り取って挿し木をした。 幸運にもその一株が生き残り、その後の数千株につながり現在に至っている。このような経験は忘れがたい。 当時日本にはアイビーの栽培の説明書がなかったので低いレベルの失敗を繰り返した。 フレア・デ・リスはグリーン・フェザーの変異種といわれる。 シャムロックのグループの中ではチューシー・ミュージイと並んで双璧をなす。 イギリスの人がこのアイビーはフランスの王家の紋章に似ていると書いていた。 そのせいでなんだか貴族的な雰囲気を持っているような気がする。 このアイビーはクローバ型の切れ込みが鈍くなることがある。 そのような葉や枝は取り除いて挿し木をしないと「劣化してシャムロックになってしまう」とも書いてあった。 こんな言い方をシャムロックが聞いたら怒るに違いない。 直立型で地植えもできるが本来は鉢植え向き。単独でも寄せ植えでも良い。 (シャムロック参照) |
固有名詞の分類
アイビー | ゴールデン・ペイパー・ドール スター・ダストーM2 フレア・デ・リス シルバニアン ヘレナ |
- フレアデリスのページへのリンク