フランク・エリクソンとは? わかりやすく解説

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フランク・エリクソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 16:32 UTC 版)

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フランク・ウィリアム・エリクソンFrank William Erickson, 1923年9月1日 - 1996年10月21日)は、アメリカ合衆国作曲家編曲家音楽教育家。吹奏楽のための作品を多く手がけている。また楽譜出版社のオーナーも務めた。

姓をエリックソンと表記する場合もあるが、「エリクソン」の方が現地語の発音に近い[1]

来歴

ワシントン州スポケーンに生まれる。8歳からピアノ、10歳からトランペットを始める。高校を卒業後、陸軍の軍楽隊に所属し編曲を学ぶ[2]1950年南カリフォルニア大学にて音楽学士、翌年に音楽修士を取得。1958年から1961年までカリフォルニア大学ロサンゼルス校サンノゼ州立大学にて教授を務める。その傍ら、ボーン出版社の西海岸責任者となる。1970年、シュミット出版社[3]を創設する。1996年に逝去。

主要作品

出版社の責任者を務めていたこともあり、教育的な作品が多い。美しいメロディとハーモニーを持ち味としている[4]

  • バンドのための幻想曲 (Fantasy for Band)
  • 序曲「祝典」 (Overture Jubiloso)
  • バンドのためのトッカータ (Toccata for Band)
  • バンドのための序曲 パストラール (Overture Pastorale for Band)
  • バンドのためのアリア (Air for Band)

その他、作品総数は400以上。

著作

  • 『バンドのための編曲法 : わかりやすいオーケストレイション』(伊藤康英訳、東亜音楽社)

脚注

  1. ^ 後藤「作曲家・編曲家名表記の手引き」
  2. ^ 小澤『吹奏楽小事典』
  3. ^ 文献によっては「サミット出版社」と訳されている。
  4. ^ 『新版 吹奏楽講座』

参考文献

  • 『新版 吹奏楽講座 第8巻 名曲とレコード/人名事典』音楽之友社、1984年 p184
  • 秋山紀夫『吹奏楽曲プログラム・ノート 秋山紀夫が選んだ689曲』エイト社、2003年 p158
  • 斎藤好司編『オーケストラ・吹奏楽のための音楽小辞典(最新六訂版)』ドレミ楽譜出版社、2009年 p25
  • 小澤俊朗編『バンド・メイツのための吹奏楽小事典』東亜音楽社、2000年第6刷 p78
  • 後藤洋編「吹奏楽指導者のための作曲家・編曲家名表記の手引き」『Band Journal』2007年2月号

関連項目




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