フォース・インディア VJM10とは? わかりやすく解説

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フォース・インディア VJM10

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 14:15 UTC 版)

フォース・インディア VJM10
カテゴリー F1
コンストラクター フォース・インディア
デザイナー アンドリュー・グリーン
(テクニカルディレクター)
先代 フォース・インディア VJM09
後継 フォース・インディア VJM11
主要諸元
エンジン メルセデス M08 EQ Power+
1.6L V6ターボ
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム サハラ・フォース・インディア・F1チーム
ドライバー セルジオ・ペレス
エステバン・オコン
出走時期 2017年
通算獲得ポイント 185
初戦 2017年オーストラリアGP
最終戦 2017年アブダビGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
20(40台)0001
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フォース・インディア VJM10 (Force India VJM10) は、フォース・インディア2017年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

概要

プレシーズンテストでのVJM10。この時点ではまだ銀色がベースとなっている。

2017年2月22日に正式発表[1]

最大の特徴はノーズ形状で、2012年に見られたF1マシンのような段差があり、先端の突起がかなり長くなっている。テクニカルディレクターのアンドリュー・グリーンは、前者について「我々はフロントサスペンションレギュレーションで許された最大限のモノを活用しようとした。機械的な観点から、その特性を改善したのだ。レギュレーションで定められているため、我々は望んだようにノーズを結合させることができなかった。順守しなければならない”ボックス”があるので、残念ながら”額”と呼ばれてしまっている段差が残った」と述べ、後者については前年のVJM09の特徴となっていた「穴あきノーズ」のコンセプト(ノーズの先端から気流を取り入れる)と同じで、先端が繋がらなくなっただけと述べている[2]

3月14日、オーストリアの飲料水会社、BWTのスポンサード開始に伴い、カラーリングが銀色からピンクに変更された[3]

2017年シーズン

ドライバーはセルジオ・ペレスが残留。チームメイトにエステバン・オコンを迎えた。

表彰台には届かなかったが、大半のレースでダブル入賞、チームとしてはモナコを除く全てのレースで入賞した。しかし、両者の速さが拮抗しているため度々同士討ちが発生しており、アゼルバイジャンGPベルギーGPでオコンとの接触が原因でペレスがリタイア(ベルギーGPは17位完走扱い)。これが原因でチームが「今後はチームオーダーでコントロールする」と発言する事態にまでなってしまった[4]。これ以降は全てダブル入賞を続けていき、メキシコGPで2年連続のコンストラクターズランキング4位を確定させた[5]。オコンは前年のF1デビューから完走を27戦続けていたが、ブラジルGPのスタート直後にロマン・グロージャンと接触してF1キャリア初のリタイアを喫した。それでも両ドライバー合わせてのリタイアはいずれも事故に巻き込まれた影響でリタイアとなったこの2回のみで、1年を通じてマシントラブルによるリタイアは一度もなく、同じメルセデス製PUを積むウィリアムズに差をつけてシーズンを終えた。

スペック

[6]

記録

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 ポイント ランキング
AUS
CHN
BHR
RUS
ESP
MON
CAN
AZE
AUT
GBR
HUN
BEL
ITA
SIN
MAL
JPN
USA
MEX
BRA
ABU
2017 11 ペレス 7 9 7 6 4 13 5 Ret 7 9 8 17 9 5 6 7 8 7 9 7 185 4位
31 オコン 10 10 10 7 5 12 6 6 8 8 9 9 6 10 10 6 6 5 Ret 8

脚注

[脚注の使い方]



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