フォークソング・ブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:15 UTC 版)
「日本のロック」の記事における「フォークソング・ブーム」の解説
1950年代後半から1960年代前半にかけて、アメリカでは伝統的なフォークソングに社会性を盛り込んだフォークソングのリバイバル運動が活発化していった。代表的なシンガーとしてはピート・シーガー、ジョーン・バエズ、ボブ・ディランなどがおり、若者たちの熱烈な支持を受け、ブラザース・フォアなどのカレッジ・フォークのグループが誕生した。このムーブメントは日本にも影響を与え、都会の大学生を中心にモダン・フォークが広まっていった。1966年のマイク真木の「バラが咲いた」は和製フォークとして初の大ヒット曲となり、以降日本のフォークシンガーはカバー曲でなくオリジナル曲を積極的に歌うようになっていった。1960年代後半にはより日本という風土に根ざしたフォークを歌う五つの赤い風船、高石友也、岡林信康といった人やグループが登場した。1969年から1971年にかけて3回開催された日本初の野外フェスティバル「全日本フォークジャンボリー」は中津川フォークジャンボリーという名でも良く知られている。1971年から、大阪の天王寺公園野外音楽堂で5月のゴールデンウィークに大規模な野外コンサート「春一番 (コンサート)」が開催された。
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