フェリペ2世からカルロス2世の時代(1556年 - 1700年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/12 17:25 UTC 版)
「スペインの国章」の記事における「フェリペ2世からカルロス2世の時代(1556年 - 1700年)」の解説
フェリペ2世の治世で、これ以降のスペイン・ハプスブルク家の紋章が固定された。もともとフェリペ2世が使用していたのは父の紋章を簡略化したものであった。 1580年のポルトガル併合後に作成された紋章はパー・フェスの形式で以下の通りである。 上部はパー・ペイルの形式で左にカスティーリャとレオンの紋章、右にアラゴンとシチリアの紋章を組み合わせ、下部にグラナダの国章を配置したもの。 上部中央にポルトガル王国の国章を配置。 下部はクォータリーの形式で左上にオーストリア、右上にブルグント王国の紋章、左下にブルゴーニュ公国、右下にブラバント公国の紋章を配置したもの。 下部中央にパー・ペイルの形式でフランドル伯とチロルの紋章を組み合わせたものを配置。 盾の上には王冠が載り、金羊毛騎士団の勲章で囲まれている。 ネーデルラントで両脇に金のライオンが配置されたものが使われた。 その後、1640年にポルトガルはスペインから独立したが、スペインでは1668年までこの国章が使われた。
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