フィリップ・リアーデン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/07 05:56 UTC 版)
「肩をすくめるアトラスの登場人物一覧」の記事における「フィリップ・リアーデン」の解説
Philip Rearden ハンク・リアーデンの7歳下の弟。ペンシルベニア州フィラデルフィアにある兄ハンクの家で暮らしている。物語の開始時点で38歳。 ハンクに学費を出してもらって大学に行き、以後就職せず、社会運動に関わっている。「世界発展の友」をはじめ、多くの社会運動団体に所属している。 「世界発展の友」のプロジェクトのための1万ドルが集まらず苦労していることを、人々の社会意識の欠如への憤怒と共にハンクに伝えたとき、ちょうどリアーデン・メタルの初出鋼を祝いたい心境にあり、「一度くらい衝撃的な幸福を体験させれば弟も何かを学ぶのではないか」という期待も抱いたハンクから、1万ドルの寄付の申し出を受ける。フィリップはこの申し出に、ハンクが恵まれない人々のことを思っていないことを責め、個人的動機で活動していない自分の潔癖さを主張した上で、「進歩的な」団体の献金者リストにハンクのような産業家の名前が載るのは「恥」だからという理由で、1万ドルを小切手ではなく現金で渡すよう要求する。 ハンクの事業に大きな打撃を与える「機会均等化法」の推進運動にも熱中する。
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