フィアット・セディチとは? わかりやすく解説

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フィアット・セディチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:41 UTC 版)

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セディチ(SEDICI)は、スズキが製造、フィアットブランドで販売していた自動車である。

概要

セディチ
前期型
後期型
概要
製造国  ハンガリー
販売期間 2005-2014年
デザイナー ジョルジェット・ジウジアーロ
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
4WD
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.6L I4
ディーゼル:1.9/2.0L I4
変速機 5/6MT
車両寸法
ホイールベース 2,500mm
全長 4,115mm
全幅 1,730mm
全高 1,575mm
車両重量 1,320–1,425kg
その他
姉妹車 スズキ・SX4
系譜
後継 フィアット・500X
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2005年12月にコンセプトモデルが発表され、2006年ジュネーブモーターショーで公開されたのち、同年3月に発売を開始。姉妹車種であるスズキ・SX4とともにハンガリーマジャールスズキで製造される。スタイリングはSX4と同様イタルデザインによるものであり、両車の外観上の違いは前後バンパーとエンブレム類にとどまる。

2006年トリノオリンピックでは公式車両として使われ、2007年6月にはイタリアでのベストセラーSUVとなっている。

当初は4WDのみだったが、2008年にはFF仕様の「セディチ4x2」が公開・発売された。4x4とエンジン設定は同じだが、イタリアにおいては4x4版より約2000ユーロ安い価格設定となっている。

2009年4月にマイナーチェンジ。グリルをメッキタイプに変更すると同時に、バンパーガードを新デザインとし、アンダーガードをフロントにも追加。アルミホイールのデザインも一新した。1.6Lガソリンの最大出力を109psから120psへ向上させ、ディーゼルを1.9Lから2.0Lの「マルチジェット」に変更し、最大出力は120psから135psに向上させた。

その後、生産台数は徐々に落ち、2008年に年間約32,000台だったものが2013年には年間6,000台程度まで落ち込んだ。

2014年、後継車種「500X」(ジープ・レネゲードの兄弟車種)の登場に伴って廃止された。

メカニズム

スズキが開発したシャシを採用した上で、スズキ製1.6 L ガソリン(M16A)もしくはフィアット製1.9 L ターボディーゼル(JTD)を搭載(後述のマイナーチェンジで2.0 L に変更)。後者にはディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)が備わる。トランスミッションは、MTでガソリンが5速、ディーゼルが6速という違いがあるが、ATはどちらも4速用となる。横置きFFをベースとしたスタンバイ4x4であるが、スタックからの脱出に不可欠の直結(ロック)モードも備わっており、本格的なクロスカントリー車ほどではないが、雪道や悪路での一定の走破性は確保している。また、オプションで横滑り防止装置(ESC)も選択することができる。

車名

「SEDICI」とはイタリア語で「16」を意味するが、これは4WDクロスカントリー車を指す「4x4」(=16)とかけている。

関連項目

脚注

外部リンク

FIAT SEDICI(イタリア語)





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