ファースト・フッティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/15 04:17 UTC 版)
「ホグマネイ」の記事における「ファースト・フッティング」の解説
ファースト・フッティングは、年が明けてから初めてその家に足を踏み入れることで、スコットランドでは今も広く行われている。その家の幸運を確実なものにするため、足を踏み入れる人物は、男性で、黒い髪の毛で(バイキングの時代の信仰で、金髪の人物が玄関に現れるとトラブルを起こすといわれる)、その男性は「背が高くてハンサム」という条件が加わることもある。これは、大晦日に掃除を頑張った女性へのご褒美とも言われている。また、家が暖かく安全であるように、火を焚くための石炭、ショートブレッドまたはブラックバン(フルーツケーキの1種)などを持ち込むのがならわしである。ショートブレッドやブラックバンは、その年、その家が食べ物に困らないようにという願いの象徴であった。これにウイスキー、また、小さなケーキかコインを持ってくる場合もある。東海岸の漁業都市やダンディーでは、ファースト・フッティングに飾りを付けたニシンを持ち込む。
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