ファースト・L189
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/04 00:15 UTC 版)
「ライフ・L190」の記事における「ファースト・L189」の解説
ライフ・L190は元々ファースト・L189として開発されたマシンであった。イタリア人ドライバーのランベルト・レオーニは自らのレーシングチーム、ファースト・レーシングを立ち上げ、1987年に国際F3000選手権に参戦する。1988年には翌年のF1世界選手権への参戦を計画し、マシンの開発を始める。L189は以前にフィッティパルディに所属していたアルゼンチン人エンジニアのリカルド・ディビラが設計を担当し、ジャッドV8を搭載した。元になったのはファースト・レーシングが国際F3000で使用していたマーチ・88Bであった。しかしながらマシンの開発途中でディビラはリジェに移籍し、レオーニはマシンの開発、製作をジャンニ・マレリが率いるミラネーゼに委託した。マレリは以前にフェラーリ、ザクスピードに在籍していたエンジニアであった。サスペンションはラルフ・ベラミーが開発した。L189はボローニャで開催された自動車ショーのエキシビジョンであるアッティリオ・ベッテガ・メモリアルに初めて登場した。 L189はFIAのクラッシュテストを受けたが、テストをパスすることはできずレオーニはF1に参戦することができなかった。彼はF1参戦を諦め、F3000へ戻っていった。レオーニはL189をエルネスト・ヴィタに売却した。
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