ファイルシステムとファイルマネージャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 11:36 UTC 版)
「ファイル (コンピュータ)」の記事における「ファイルシステムとファイルマネージャ」の解説
コンピュータがファイルを構成し、命名し、格納し、操作する体系を一般にファイルシステムと呼ぶ。ほとんどのコンピュータには少なくとも1つのファイルシステムがある。中には、いくつかの異なる種類のファイルシステムが使えるものもある。例えばWindowsでは、MS-DOSの時代から使われているFATに加えて、NTFSがあり、最近では後者がデフォルトになっている。ファイルシステムにはそれぞれに利点と欠点がある。標準のFATではファイル名は8文字まで(それに加えて拡張子が3文字)で、空白文字をファイル名に含めることもできない(8.3形式)。これに対してNTFSではもっと長いファイル名を付けることができ、空白文字も使える。例えば、NTFSではPayroll recordsというファイル名を付けられるが、FATではpayroll.datなどとなる(ただし、FATにも長いファイル名を使える拡張が存在する)。 ファイルマネージャとは、ユーザーがファイルを直接操作できるようにしたユーティリティプログラムである。ファイルやフォルダーを移動・作成・削除・改名できるが、ファイルの中身を完全に閲覧することはできない。コンピュータシステムにはほぼ必ずファイルマネージャが存在する。Windowsの場合は標準のWindows Explorerがよく使われている。
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