ビーチングの斧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 15:23 UTC 版)
詳細は「ビーチング・アックス」を参照 1963年、国鉄総裁のリチャード・ビーチング(英語版)博士は、鉄道の大規模な合理化を提唱する『Re-Shaping of British Railways』を発表した。モータリゼーションが進行し、利用者の減少に悩まされていた不採算ローカル線を廃止するもので、運行費の削減により損失削減を見込んだ。 この大規模廃線はビーチング・アックス (Beeching Axe - ビーチングの斧)と呼ばれ、1963年から1970年の間を中心に、当時の全路線中の3分の1と全駅中の半分を不採算として廃止された。廃止対象には前述のグレート・セントラル本線も含まれており、1969年までにエイスバリー以南のロンドン口近郊区間を残してほとんどが廃止された。なお、廃線の一部はその後歴史的鉄道車両の伝承のため各地で保存鉄道として活用された。 1965年に発表された「第二次ビーチング・アックス (Beeching Axe II)」では、「主要な幹線路線」(地図の太線)が示された。残る路線の処遇は、この報告書では明らかにされていない。
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