ビーチクルーザーの改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 15:02 UTC 版)
「ゲイリー・フィッシャー」の記事における「ビーチクルーザーの改造」の解説
マウンテンバイクを考案するきっかけとなったのは一説にはモロー・ダート・クラブに所属していたラス・マホンの改造ビーチクルーザーであったと伝えられている。映画『Klunkerz: A Film About Mountain Bikes』によるとシクロクロス競技に参加した改造クルーザーに影響されたという。彼の周りの者はフィッシャーも影響を受けたのだろうと言っているが、本人は競技に集中していたと否定している。彼はこの後1975年に1930年代に作られた変速機のない単純な構造のビーチクルーザーにモトクロス用のブレーキ、ツーリング車用の変速機などを装着するなど現在のマウンテンバイクにつながる改造をした。当時の彼の家にはパーツごとに分解されたビーチクルーザーが壁や天井のいたるところに引っ掛けられており、食事する場所すらなかった。 1976年には、当時一緒に住んでいた友人チャーリー・ケリーが主催していた『リパック』と呼ばれていたダウンヒルレースに参加していた。この競技は斜面を下り終えるとドラムブレーキのオイルが焼け燃え、グリスを「詰めなおす」(repack) 必要があったことから「リパック」と名づけられていた。もっともこれは「競技」というよりも「遊び」の趣向が強かった。当時の改造クルーザーはフロントブレーキもなく、ドリフトしながら速度を制動させつつ急斜面を下るというものであった。フィッシャーは常にこの競技の上位にあった。
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