ビューポイント・モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 03:17 UTC 版)
「ビュー・モデル」の記事における「ビューポイント・モデル」の解説
与えられたどんな視点でも、その視点から視認されるオブジェクトだけを含む、システムの一つのモデルを作ることができるが、そのシステムにおいて表されかつその視点に適切な、そのオブジェクト、関係、及び制約の全ての獲得もできる。そのようなモデルが、ビューポイント・モデル、あるいはその視点からのシステムのビューと言われる。 与件のビューは、与えられた視点から特定の抽象レベルでのそのシステムのための仕様である。異なる抽象レベルは、詳細な異なるレベルを含む。より高いレベルのビューにより、エンジニアは設計全体を作りかつ理解することと、大きな問題を識別し解決することが可能になる。より低いレベルのビューは、エンジニアに設計の一部を具体化し、詳細な仕様を開発することを可能にする。 しかし、システムそれ自身において、種々のビューポイント・モデルに現れる仕様の全ては、そのシステムの実現化される構成要素で取り扱われなければならない。そして、あらゆる与件の構成要素の仕様は、多くの異なる視点から描くことができる。一方で、特定の構成要素と構成要素の相互作用を超えた機能分散によって誘発された仕様は、典型的にオリジナルの視点を反映したより関心の異なる区分を反映され得る。そこで、個別の構成要素の関心とシステムのボトムアップな合成を取り扱う、追加の視点が有用であり得る。
※この「ビューポイント・モデル」の解説は、「ビュー・モデル」の解説の一部です。
「ビューポイント・モデル」を含む「ビュー・モデル」の記事については、「ビュー・モデル」の概要を参照ください。
- ビューポイント・モデルのページへのリンク