ビジネスでの用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 14:17 UTC 版)
この語はビジネスに於いても、少しづつ、段階を経て、大きな目標を達成しようとする時にも用いられる。 計画的陳腐化という手法がある。(新しいモデルを発表することで元のモデルを次第に「古いもの」という位置づけに格下げしていってしまい、(場合によってはメンテナンスやサポートを徐々に打ち切って)ユーザーが新しいモデルを買わざるを得ない状態に追い込む手法)。 自動車業界のモデルチェンジもそのようなもののひとつとして挙げられることがある。 IT業界のビジネスでも類似のことが行われる。有料OSのメーカーとして特に有名な某M社は、数年ごとに新しいOSを発表し、以前のOSのサポート(セキュリティのファイルの更新など)を、じわじわと段階的に打ち切ることで、本当は依然のバージョンで大満足していてそれ以上のものは全く望んでいないユーザーでも少しづつ段階的に使えない状態にしてしまい、ついにはかなりの額を支払わせる、という手法をとりつづけてきた。[要出典] アイルランドのライアンエアーの価格の設定手法も挙げられる。この会社は客(旅客)に対して、航空チケット代として必要な金の全体額を正直に提示するということをせず、たとえば「鞄のチェックイン」「搭乗チケット発行手数料」「クレジットカード利用手数料」「インターネット・チェックイン手数料」などという名目を多数設定して、少しづつ、こまごまと料金を上乗せして、総計で結構な金額を旅客から巻き上げることで有名になった。
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