ビクター/ROUX時代
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アマチュア的に純粋な音楽活動に携わるうちに、村田は音楽製作に対する意欲を取り戻していった。また、東芝時代の反省も生かし、「やりたいことを、やりたいメンバーで、自分のプロデュース・アレンジで製作する」という決意の元、『HELLO AGAIN』(1993年)をリリース。ドラムだけは打ち込みになったものの、当時のメンバーによる演奏や山下の参加により、復活を感じさせる佳作となった。続く『evergreen』(1994年)は完全バンドサウンドの復活やムーン時代のエンジニアである佐藤康夫の復帰などによる原点回帰を、『sweet vibration』(1995年)はサウンドスタイルはそのままに楽曲の多様化をそれぞれ目指した作品で、いずれも村田らしさに満ちた充実した作品となった(村田自身、リイシューしたアルバムの解説で「3枚とも迷いのないアレンジ、妥協のないメロディ、アイデアやメリハリなど、自分の音楽活動のひとつの区切りをつけたもの」と発言している)。ただ、セールス的には当時のマーケットには受け入れられたとは言い難い状況だった。以降、オリジナルアルバムのリリースは暫く途絶えることとなる。
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