ヒロスジマングースとは? わかりやすく解説

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ヒロスジマングース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/13 22:22 UTC 版)

ヒロスジマングース
保全状況評価[a 1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目 Carnivora
: マダガスカルマングース科 Herpestidae
亜科 : ワオマングース亜科 Galidiinae
: ヒロスジマングース属 Galisictis
: ヒロスジマングース
G. fasciata
学名
Galidictis fasciata (Gmelin, 1788)
和名
ヒロスジマングース
英名
Broad-striped mongoose
Madagascar banded mongoose
Malagasy broad-striped mongoose

ヒロスジマングースGalidictis fasciata)は、マダガスカルマングース科ヒロスジマングース属に分類される食肉類

分布

  • G. f. fasciata

マダガスカル南東部[1][2][3]固有亜種

  • G. f. striata

マダガスカル北東部[2]固有亜種

形態

体長30-36センチメートル[3]。尾長24-30センチメートル[3]体重0.5-0.6キログラム[3]。尾の体毛は房状に伸長する[2][3]。頸部から尾の基部にかけて幅広い縦縞が入る[1][2][3]

指趾の間にはあまり発達しない水かきがある[2][3]。指趾は長く、爪も長い[2][3]

乳頭の数は2個[3]。メスは生殖器の周辺(会陰腺)に臭腺がある[3]

  • G. f. fasciata

胴体の毛衣は淡褐色、腹面や尾の毛衣は白く尾基部は赤褐色[2]。縦縞は暗褐色で7本[2]

  • G. f. striata

胴体の毛衣は黄褐色で、腹面や四肢の毛衣は黄色、尾の毛衣は白い[2]。縦縞は暗赤褐色で8本[2]

分類

  • Galidictis fasciata fasciata (Gmelin, 1788)
  • Galidictis fasciata striata

生態

森林湿原などに生息する[2][3]夜行性および薄暮性[1][2][3]。ペアや小規模な群れを形成して生活する[1][2][3]

食性は動物食で、小型哺乳類、昆虫ミミズなどを食べる[3]。堆積物に口吻を差し入れ獲物を探す[3]

繁殖形態は胎生。1回に1頭の幼獣を産む[2][3]

人間との関係

開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している[3]

関連項目

参考文献

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  1. ^ a b c d 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編『動物大百科1 食肉類』、平凡社1986年、167頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、1991年、101頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、160頁。

外部リンク

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Hawkins, A.F.A. 2008. Galidictis fasciata. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.1.



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