ヒギエア (小惑星)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 18:50 UTC 版)
| ヒギエア 10 Hygiea | |
|---|---|
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| 
      ヒギエアの軌道。青がヒギエア、
       赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。 | |
| 分類 | 小惑星 | 
| 軌道の種類 | 小惑星帯 (ヒギエア族) | 
| 発見 | |
| 発見日 | 1849年4月12日 | 
| 発見者 | A. デ・ガスパリス | 
| 軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
| 軌道長半径 (a) | 3.140 AU | 
| 近日点距離 (q) | 2.773 AU | 
| 遠日点距離 (Q) | 3.507 AU | 
| 離心率 (e) | 0.117 | 
| 公転周期 (P) | 5.56 年 | 
| 軌道傾斜角 (i) | 3.84 度 | 
| 近日点引数 (ω) | 313.07 度 | 
| 昇交点黄経 (Ω) | 283.44 度 | 
| 平均近点角 (M) | 304.37 度 | 
| 物理的性質 | |
| 直径 | 407.12 km | 
| 質量 | 1.0 ×1020 kg | 
| 平均密度 | 2.76 g/cm3 | 
| 表面重力 | 0.1603 m/s2 | 
| 脱出速度 | 0.2554 km/s | 
| 自転周期 | 27.623 時間 | 
| スペクトル分類 | C | 
| 絶対等級 (H) | 5.43 | 
| アルベド(反射能) | 0.0717 | 
| 表面温度 | 158 K | 
| 色指数 (B-V) | 0.696 | 
| 色指数 (U-B) | 0.351 | 
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ヒギエア[1][2][3] (10 Hygiea) は、火星と木星の間の小惑星帯(メインベルト)にある、将来的に準惑星に分類される可能性がある大型の小惑星。
1849年4月12日にイタリアの天文学者アンニーバレ・デ・ガスパリスよって発見され、ギリシア神話に登場する医神アスクレーピオスの娘で健康の女神、ヒュギエイアにちなんで名づけられた。
特徴
ヒギエアは、メインベルトの天体の中ではケレス、パラス、ベスタに次ぎ4番目の大きさである。しかし、メインベルトの外側の領域に位置する上に反射率が低いため、大きさの割には見かけの等級が暗い。そのこともあって発見はかなり遅れた。
ヒギエアはヒギエア族に属している。代表的なC型小惑星であり、炭素物質を多く含んでいるため反射率は非常に低く、黒っぽい表面をしている。ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、ヒギエアは球形に近い外観をしていることが確認された。
出典
- ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、336頁。ISBN 4-254-15017-2。
- ^ “小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
- ^ 天文年鑑編集委員会 『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、164-165頁。 ISBN 978-4-416-71802-5。
関連項目
外部リンク
- ヒギエアの軌道要素(JPL、英語)
- ライトカーブ観測によるヒギエアの形状モデル(英語、PDF)
 
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