パンマガジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 06:39 UTC 版)
DP28軽機関銃のパンマガジン ルイス軽機関銃の97発マガジンの裏面 「パン」とは平たい鍋のことであるが、日本語では円盤型、皿形とも呼ばれる弾倉。ドラムマガジンの一種とみなされる場合もある。ルイス軽機関銃用のパンマガジンは下面が開放されており、内部の螺旋状の溝が切られた中心軸に弾頭を挿し込んで保持されており、ゼンマイ動力で装填位置へ送り出す。またM61 バルカンのドラム型弾倉は、ルイス機銃の弾倉を長く引き伸ばしたような要領になっている。この他、DP28軽機関銃は円盤型保弾板上に先端を円の中心に向けてぐるりと配置され、やはりゼンマイ動力で送り出す。使用する弾薬が旧式で、薬莢がリム付き(.22LR弾、7.62x54mmR弾、.303ブリティッシュ弾など)であることが多い。ルイス軽機関銃の様に射撃時に弾倉自体が回転する物もあった。ほとんどの場合、薬室上部に水平に設置されるが、シャテルロー(Chatellerault) M1931のように側面に垂直に設置されるものもある。 装弾数は多いが大型で重く、物によっては破損しやすいなど問題もあり、現代ではこの形式を採用している銃はごく少ない。
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