パレート図
【英】Pareto chart
パレート図とは、集計した項目の分量と割合(構成比)をそれぞれ棒グラフと折れ線グラフで示し、同じ図に重なるように表示した図のことである。
典型的なパレート図は、各項目の分量(たとえば発生数や金額など)を値が大きい順に(降順に)並べて棒グラフで示し、また、その棒グラフで示された各項目の全体における割合を折れ線グラフによって示す。これによって、各項目の全体における比重が明らかになり、重要性や対応優先度の判断が促される。
パレート図の呼び名は、「パレートの法則」を提唱した経済学者パレート(Vilfredo Pareto)の名にちなんでいる。パレートの法則は、複数ある要素のうち一部の要素だけで全体の大半が占められているという見解である。このパレートの法則が典型的に当てはまる事象においてパレート図は明快な構図を示す。
パレート図は、主に品質管理(不良・不具合対応)の分野において、優先的に対応すべき事項を見定める際に用いられる。パレート図は「QC7つ道具」の一つにも数えられている。
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