パルホーロン族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 07:10 UTC 版)
『アイルランド来寇の書』によれば、パルホーロン(英語版)率いる一族は、大洪水の300年後、または312年後にアイルランドに植民した。ノアの息子ヤペテの、さらに息子マゴグの子孫であるとも言われるパルホーロンと彼の一族は、ギリシアから、シチリア、イベリアを経てやってきたとされる。彼等はImber Scene(現在のケリー県ケンマレ(英語版))に上陸した。彼の4頭の雄牛は、アイルランドの最初の家畜である。彼の一族の、Breaは、アイルランドに家屋を建てた最初の人間であり、Samailiathは、エールを醸造した最初の人間であるといわれている。彼等が上陸したとき、アイルランドにはたった一つの平原「センマグ(古い平原)」だけが存在したという。現在のTallant近郊である。パルホーロンが生きている間に、4つの新しい平原の存在が明らかになり、7つの湖が大地から出現した。が、彼と彼の一族である5000人の男と4000人の女は、伝染病で一週間のうちに全滅した。たった一人生き残ったトゥアン(英語版) は、フィンタンと同じように、何度も姿を変えて生き残り、彼の一族の物語を聖フィネン(英語版)に伝えた。
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