パルボシクリブに対する耐性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 15:48 UTC 版)
「パルボシクリブ」の記事における「パルボシクリブに対する耐性」の解説
パルボシクリブに対するFDAおよびEMAの承認は、無増悪生存期間(progression-free survival; PFS)に関する臨床試験の結果にかかっている。ただし、データは有望であることが証明されているが(ある研究のp値は、有意なしきい値に非常に近いため、さらに臨床試験を行うと、統計的有意性を示すことができるはずである)、現在のところ、全生存率の有意な改善(overall survival; OS)はまだ実証されていない。たとえば、PALOMA-2試験では、パルボシクリブとレトロゾールで治療された患者の70%以上が、40か月までにがんが進行した。このため、健康経済分析ではパルボシクリブが費用対効果の高い薬剤であることが判明していないため、最終的には世界的に薬剤全体の普及を阻害している。
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