ハードディスク以降の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/22 07:21 UTC 版)
「ディスクセクタ」の記事における「ハードディスク以降の定義」の解説
磁気ディスクのうちフロッピーディスクでは、特殊なフォーマットを除いては、セクター番号と、物理的なトラック上における物理的なセクター(トラックセクター)の絶対位置との対応は、一対一であった。 ハードディスクドライブが多シリンダー、多トラック化され大容量化されるにつれて、Logical Block Addressingの導入や、E-IDEのCHSトランスレーションの導入の以前から、セクターは、単に記憶媒体上のブロックを順にマッピングし「1からnの番号を振る」方法で、物理的なブロック番号を指し示し、あるいは変換されてアドレッシングされる単位に、変化している。 また、1980年代までのHDDはCAVにより物理トラックあたりの物理トラックセクター数は一定であったが、1990年代にZCAVの導入により、内周部よりのトラックではより少なく、外周部よりではより多くなっている。 これらの事情により、昨今のHDDでは、図1の(B) 幾何学的セクタ(扇形)と(A)トラックの交わった部分と言うよりは、単にディスク上のブロックを指す意味でセクターと言う言葉が使われている。
※この「ハードディスク以降の定義」の解説は、「ディスクセクタ」の解説の一部です。
「ハードディスク以降の定義」を含む「ディスクセクタ」の記事については、「ディスクセクタ」の概要を参照ください。
- ハードディスク以降の定義のページへのリンク