ハマセンナとは? わかりやすく解説

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ハマセンナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 14:48 UTC 版)

ハマセンナ
ハマセンナの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids        (真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ハマセンナ属 Ormocarpum
: ハマセンナ O. cochinchinense
学名
Ormocarpum cochinchinense
(Lour.) Merr.
和名
ハマセンナ(浜旃那)
ハマエンジュ(浜槐)

ハマセンナ(浜旃那、学名:Ormocarpum cochinchinense)は、マメ科ハマセンナ属の落葉低木 - 小高木。別名はハマエンジュ(浜槐)[1][2]

特徴

高さ5 m程になる。葉は奇数回羽状複葉[3][4]で長さ8-10 cm。小葉は長楕円形で先端は円頭、9 - 17対が互生して付く。花は白 - 淡黄色の蝶形花で長さ約1.5 cm、脈が紫褐色を呈する。花は葉腋に総状花序又は束生状に2 - 6個付く。開花期は6 - 9月。豆果は長さ約10 cm、幅約6 mmと細長く、5 - 8個の小節からなり、小節間はやや狭くなる。果実は節ごとに落ち、海流散布される[5]

分布と生育環境

奄美大島以南の南西諸島。日本は北限の分布地。種子が海流散布されることから、台湾中国南部、東南アジア、旧世界の熱帯から亜熱帯の海岸に広く自生する[2]。海岸近くの低地の林縁に点在するが、沖縄ではやや稀[6]

利用

材は白色、軽柔で脆弱。砂防植栽に適する[7]。日陰樹、緑肥に用いられる[8]。民間療法で薬用にするが、植物体は有毒[8]

久米島ではヤギの飼料とする[9][10]。方言名ヒザーメ[6][9]

ギャラリー

脚注

参考文献

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