ハイダ族虐殺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 07:58 UTC 版)
「ジョン・ケンドリック」の記事における「ハイダ族虐殺」の解説
6月13日、ケンドリックはハイダ族の村の近くに上陸した。交易のため、50人ほどのハイダ族がレディ・ワシントンに乗船し、また100人ほどがカヌーに乗って近くにいた。コヤーは2年前の恨みを忘れておらず、隙を見てワシントンの武器庫を占拠した。ケンドリック達は一旦下部デッキに逃れたが、反撃を開始した。コヤーはケンドリックの腹部をナイフで刺したが、致命傷を負わせることはできなかった。ケンドリックはハイダ族の女性の片腕を切り落としたが、彼女はなおも戦いを止めようとしなかった。結局40人ほどのハイダ族が殺害され、多くが傷をおった。死者の中にはコヤーの妻と2人の子どもが含まれており、コヤー自身も負傷した。コヤーはまたも顔を潰されてしまった。その後、ハイダ族は他の船を襲い船員を殺戮することで、白人に対する恨みを晴らした。
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