ノルウェー軍の配備状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 20:52 UTC 版)
「ヴェーザー演習作戦」の記事における「ノルウェー軍の配備状況」の解説
ノルウェーは、第一次世界大戦後の歴代政権が軍備を怠っていたため質量ともに危険な状態にあった。陸軍は6個師団を有しており、平時では19000人の定数であった。総動員時はその5倍の兵力、それぞれ、1 - ハルデン、2 - オスロ、3 - クリスチアンサン、4 - ベルゲン、5 - トロンハイム、6 - ハーシュタに司令部を置いていた。1939年11月のフィンランド=ソ連間の冬戦争の勃発に伴い、北部の第6師団と2個独立歩兵大隊のみ準動員状態であり、7100人の兵力を持っていたが、その多くはフィンランド、ソ連国境の近くに配置されていた。残りの5個師団は8220人の兵力であった。戦車と対戦車兵器は保有していなかった。またノルウェーには空軍が無く、陸軍航空隊と海軍航空隊が存在していた。陸軍航空隊は41機の作戦機を保有していた。空軍力増強の為にアメリカ合衆国へ戦闘機が発注されていたが、これらの配備はドイツ軍の侵攻時には間に合わなかった。4月9日には、オスロ、ベルゲン、クリスチャンサン、トロンハイムの沿岸砲台は戦時定数の1/3の人員が配置されていた。
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