ノキシノブ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 21:46 UTC 版)
ウィキスピーシーズにノキシノブ属に関する情報があります。 ウィキメディア・コモンズには、ノキシノブ属に関連するカテゴリがあります。 ノキシノブ属(ノキシノブぞく、学名:Lepisorus)は、ウラボシ科の属の一つ。アジアの熱帯から温帯に約50種、日本には10種ばかり知られているが、皆全体の姿はよく似ている。正確な同定には鱗片の様子などを見なければならない。 ホテイシダ Lepisorus annuifrons (Makino) Ching ヒメノキシノブ Lepisorus onoei (Fr. et Sav.) Ching - 普通はやや小型で、根茎は長く横に這う。また、葉先が丸いのが特徴。北海道南部から九州まで、山林内の樹木などに見られる。 ノキシノブ Lepisorus thunbergianus (Kaulf.) Ching ツクシノキシノブ(オナガウラボシ) Lepisorus tosaensis (Makino) - 葉は幅が広く、胞子嚢群が中肋寄りに着く。紀伊半島から四国、九州に分布し、山林内の渓流周辺に出る。 コウラボシ Lepisorus uchiyamae (Makino) H. Ito ミヤマノキシノブ Lepisorus ueeuriensis (Regel et Maack) Ching var. distans (Makino) Tagawa - やや大型で長い葉をもつ。南千島から九州にかけての山地に生育する。 ナガオノキシノブ Lepisorus angustatus Ching ミカワノキシノブ Lepisorus mikawanus Kurata ヒロハノキシノブ Lepisorus suboligolepidus Ching以上の3種はノキシノブに含まれるとも考えられているが、判断が分かれるところである。
※この「ノキシノブ属」の解説は、「ノキシノブ」の解説の一部です。
「ノキシノブ属」を含む「ノキシノブ」の記事については、「ノキシノブ」の概要を参照ください。
- ノキシノブ属のページへのリンク