ネヴェズ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 07:10 UTC 版)
30年後、ネウェズ(英語版)率いる別の一族がやってきた。『アイルランド来寇の書』は、スキュティアから来たギリシア人たちであると記している。彼等は44隻の船で航海していたが、アイルランドに到達したのは、たった1隻であったという。ネヴェズの時代に、大地からさらに4つの湖が現れ、12の平原が開拓された。ネヴェズはまた、フォモールたちと3回戦った。ネヴェズは突然の病で斃れた後、彼の子孫たちはフォモールを率いるモルク(Morc)とコナン(英語版)によって支配され、子供たちの3分の2と、小麦と牛乳を貢ぎ物として差し出すよう命じられた。ネヴェズの息子、フェルグス(Fergus Lethderg)と孫たち、セームル(Semul)とエルガン(Elgan)は反乱軍を率いてドニゴール県の海岸の沖のトリー島(英語版)のコナンの塔に攻め込み、コナンを殺した。しかしモルクは反撃に出た。ところがそのとき、突然海がせり上がり、フォモールもネヴェズ族も、全ては溺れ死んでしまう。だが30人の戦士を乗せた船だけが生き残り、彼等はアイルランド島を離れて世界中に散らばった。その中の一人、フェルグスの息子、Brian Maelはブリトン人の祖先となった。またSemeonはギリシアへ行き、フィル・ヴォルグ族の祖先となった。Bethachは北の島々へ行き、トゥアハー・デ・ダナン族の祖先となった。
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