ニュー・ワークス・プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:42 UTC 版)
「エッジウェア駅 (ロンドン地下鉄)」の記事における「ニュー・ワークス・プログラム」の解説
1933年にロンドン地下電気鉄道を含むロンドンの公共交通機関運営会社を統合して設立されたロンドン旅客運輸公社は、1935年にニュー・ワークス・プログラム(英語版)を発表、これにはハムステッド・チューブと、シティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道の路線が一体に運営されるようになって以降は「モーデン・エッジウェア線」と呼ばれる様になっていたのちのノーザン線に大きな影響を与える次の計画が含まれていた。 ロンドン北部の、フィンチリーからエッジウェアまでの路線を含むロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の路線(ノーザン・ハイト各線)をロンドン地下鉄に編入し、モーデン・エッジウェア線の一部とする。 モーデン・エッジウェア線をエッジウェアから南西に、ブシー・ヒース(英語版)まで約5キロメートル延伸し、下記3駅を設けるとともにアルデナム(英語版)に車両基地を建設する。ブロックレイ・ヒル駅(英語版) エルストリー・サウス駅(英語版) ブシー・ヒース駅(英語版) この路線の認可は19世紀にワトフォード・アンド・エッジウェア鉄道に与えられていたが、ロンドン電気鉄道が1922年にワトフォード・アンド・エッジウェア鉄道をこの路線を建設する権利ごと買収した。元々の計画ではこの路線はロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の路線に接続されることになっていたが、ニュー・ワークス・プログラムではモーデン・エッジウェア線に接続するよう変更されている。ロンドン地下鉄のエッジウェア駅の南200メートルのところにあったロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道のエッジウェア駅は閉鎖され、ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道はモーデン・エッジウェア線と交差する当駅すぐ東の地点から地下鉄に乗り入れ、当駅にはホームが増設することになっていた。 当駅周辺とは別に、ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道はイースト・フィンチリー駅とフィンズベリー・パーク駅でもロンドン地下鉄と接続する計画とされ、エッジウェアからは下記3ルートでロンドン中心に向かうことが出来ることになっていた。 既存のモーデン・エッジウェア線による、ゴルダーズ・グリーン、カムデン・タウン経由のルート もとロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の路線を経由してフィンチリー・セントラルに至り、ハイゲート、カムデン・タウン経由のルート もとロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の路線を経由してフィンチリー・セントラルに至り、ハイゲートまでモーデン・エッジウェア線を通り、もとロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道の別ルートに入ってフィンズベリー、ノーザン・シティ線経由でムーアゲートに至るルート。
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