ニューハーフ系バー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 09:24 UTC 版)
近年では女装をして、なおかつ身体も完全に女性になりたいトランスセクシュアルのことをニューハーフというが、彼女達がいる店を「ニューハーフの店」と呼び、女装をしない男性同性愛者が集まる「ゲイバー」(ホモバー)とは区別するようになってきている。両方ひっくるめてゲイバーと呼ぶことも依然多いが、両者は別ジャンルである。 客層はヘテロ男女が殆どを占め、女装愛好家のゲイ(ニューハーフを専門に恋愛対象にするゲイ)を除き、ゲイ男性の多くは行かない。またニューハーフの店で働いているのはニューハーフ(トランスセクシュアル)とは限らず、女装家(=身体は男性のままでいたい女装する同性愛男性=TG)もいる。またニューハーフ・バーとは別にその女装家がママを務める女装系ゲイバーもある。カウンター越しで飲む通常のバーと、ショーを提供している「ニューハーフ系ショーパブ」がある。 ニューハーフ・女装系の店は、東京は歌舞伎町、六本木などにあり、大阪は堂山のほか心斎橋などにある。2丁目も堂山も非女装のゲイバーが多くを占め、ニューハーフ・女装系の店は非常に少ない。その理由は、女装する人は性同一性障害の人だけでゲイ全体の1%未満と数が元々少ないこと、非女装の男性同性愛者(ゲイ)の多くはニューハーフ系バーには行かないため、2丁目に店を構えても需要が余り見込めないからである。女装者コミュニティは新宿二丁目とは別に存在し、歌舞伎町、新宿ゴールデン街、新宿三丁目の要町(末広亭の辺り)のブロックにある。
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