ナトリウム漏洩火災事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 02:51 UTC 版)
もんじゅの冷却材である金属ナトリウムは、200℃以上の高温で運用されており、空気中の酸素に触れるだけで自然に発火するため、取り扱いにあたっては非常に注意を要する。 1995年、二次冷却系で温度計の破損によって金属ナトリウムが640kg±42kg(推定)が漏洩し、火災となった。この事故は国際原子力事象評価尺度ではレベル1と判定されたものの、事故への対応の遅れや動力炉・核燃料開発事業団(当時)による事故隠しが問題となった。 この事故以来、もんじゅは運転休止状態が続き、2010年まで運転を停止していた。
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