ナカイリ

デジタル大辞泉

なか‐いり【中入り】

読み方：なかいり

１ 能や狂言で、1曲が前場・後場に分かれる場合、前場が終わってシテなどがいったん退場すること。

２ 寄席・相撲などの興行物で、途中でしばらく休憩すること。また、その休憩時間。

[補説] 2の寄席では「仲入り」とも書く。大相撲では十両の取組終了から幕内の取組開始までをいい、この間に幕内力士や横綱の土俵入りなどが行われる。

能楽用語集

中入

読み方：ナカイリ

演目が前半（前場）と後半（後場）に分かれている場合。
主人公（シテ）が、一旦、舞台から下がる場合があります。

この、シテが揚幕の向こうに退くことを、中入と言います。

中入の間に、アイという役回りで狂言方が登場し、物語のあらすじなどを語り、前と後の場をつなぎます。

▼関連用語
前場／後場／シテ／揚幕／アイ／狂言