ナインティシックス包囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/28 16:32 UTC 版)
「スノー・キャンペーン」の記事における「ナインティシックス包囲」の解説
詳細は「サベージのオールドフィールド包囲戦」を参照 リチャードソンがチャールストンでその部隊を集めている間に、田園部で既に兵士を徴募していたアンドリュー・ウィリアムソンは火薬が捕獲されたことを知った。ウィリアムソンは560名を率いて11月19日早くにナインティシックスに到着した。この小さな町は防御に適していないと判断したウィリアムソンはジョン・サベージのプランテーションに宿営地を作った。そこは間に合わせの防御柵で守られ、部隊の所有する3門の旋回砲に射界を提供していた。ロイヤリスト側の兵員徴募はもっと進んでおり、パトリック・カニンガム大尉とジョセフ・ロビンソン少佐が、さらに大きなロイヤリスト部隊(推計1,900名)を率いてナインティシックスに向かっていることをウィリアムソンは知った。その日に作戦会議が開かれ、愛国者部隊の指導層はロイヤリスト部隊と対峙するような出撃をしないことに決めた。ロイヤリスト部隊は翌日到着し、愛国者部隊の宿営地を包囲した。 愛国者民兵2人が防御柵の外でロイヤリストに捕まった時は、双方の指揮官層が睨み合いを終わらせるための交渉を行っている最中だった。このことで砲撃戦が始まり、約2時間続いた。両軍の損失は僅かだった。その後も2日間包囲が続き、その間に時として砲撃戦が交わされた。愛国者部隊の指導層がその旋回砲を差し出す代わりに部隊を率いて宿営地から出て行くという休戦交渉が成立し、包囲戦は終わった。旋回砲は後日返却された。ロイヤリスト部隊はサルーダ川を越えて撤退し、愛国者部隊は下流のチャールストンに向けて撤退した。
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